茨木市総持寺の整形外科・リウマチ・骨粗しょう症・リハビリ・ペインクリニック・スポーツ整形外科

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COLUMNコラム

2023.05.18

側弯症について -院長のつぶやき①-

小中学校では春の検診の時期になりました。
私も医師になって初めて小学校の学校医として検診させていただくことになり、今からか
なり緊張しています。

今日は側弯症についてお話ししたいと思います。

側弯症とは

側弯症

側弯症は本来正面から見ると本来真っ直ぐな背骨がねじれを伴い、左右に曲がってしまう病気です。
背骨が曲がると上下で傾きが生じ、その傾きの角度(コブ角)が10度以上を『側弯症』と診断します

その約80%が原因不明の『特発性側弯症』で思春期(10歳以上)の女子が多く、男子の5-8倍の発症頻度です。

重症になると背中や腰の痛み、進行すると呼吸器や循環器の障害が生じることがあります。

自宅で出来る姿勢のチェック

ここでは家庭でできる姿勢の検査を紹介します。

  1. 立位で後ろ姿に肩甲骨・肩の高さに差がないか。
  2. 肩から腰にかけて前屈位で左右に高低差がないか。
    (野球やテニスをしていると正常でも差が出ることもあります。)

ご家庭でも子供さんをチェックしてあげてください。

側弯症の治療

治療としては重症度に応じて大きく異なります。
軽度な場合は半年から1年に1回X線写真を撮影し、進行度をチェックします。
中等度の症例はコルセットを装着して背骨を矯正します。
大きなS字カーブを描くまで進行した重症例の場合は手術療法を検討します。

気になる方は当院まで気軽にご相談ください。

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