〒567-0801大阪府茨木市総持寺1丁目3-2
総持寺クリニックビル3階
CHILD こどもの整形外科
当院は新生児を含む、こどもを対象とした
あらゆる小児整形疾患に対応します。
目次
こどもの整形外科とは？
こどもの場合、稀に先天疾患がありますが、「成長」を見込んで治療する必要があります。
そのため、整形外科疾患の中でも小児整形外科疾患を診るには、それぞれの疾患について大人の疾患とは異なる専門知識が必要です。
当院は成長過程であることを踏まえ治療法を検討します。後遺症を残さないように配慮し、疾患に対して最適な治療を行います。
特に骨折（骨端性損傷など）を早期に対応し、十分に治療しないと成長障害が生じる可能性があります。こどもは大人よりも、骨の形成が早いために早期の手術適用となることも稀ではなく、時に緊急手術の適用となります。
こどもの整形外科で対応する代表的な疾患
- 単純性股関節炎
- 化膿性股関節炎
- 発育性股関節形成不全
- 先天性内反尖足
- 斜頸
- 脊柱側弯症 など
こどもの股関節痛（股関節炎・股関節症）
外傷など思い当たる原因がなく股関節痛が生じることがあります。 単純性股関節炎の場合、経過観察のみですが、ペルテス病、大腿骨頭すべり症、化膿性股関節炎などの場合もありますので、レントゲン、血液検査、超音波検査、関節穿刺などを用いて診断します。 特に化膿性股関節炎は予後不良のため、時に緊急手術を要することがあります。
このような症状はありませんか？
- 股関節が痛い
- 発熱
- 股関節の熱感
- 跛行（歩行がおぼつかない）
- 脚長差（左右の足の長さに差異がある）
- 可動域制限 など
発育性股関節形成不全（先天性股関節脱臼および臼蓋形成不全）
股関節の開きが悪いということで発見されることがあります。
以前は先天性股関節脱臼と呼ばれていましたが、出生後徐々に脱臼することもあり近年では臼蓋形成不全も含めて、発育性股関節形成不全と呼ばれるようになりました。
発育性股関節形成不全は多くの場合、おんぶやだっこの開排を促すことで改善されますが、
股関節がおおわれていない・かぶりが浅いと、発育性発育性股関節形成不全と診断されます。
放置していると将来的に変形性股関節症になる可能性が非常に高いため、早期発見ができれば予後良好で、装具ベルト（リーメンビューゲル）で治療可能です。
このような症状はありませんか？
- 股関節の開きが悪い
- 足をまっすぐしたときの股関節のしわが左右で差異がある
- 3か月健診にて発育性股関節形成不全の疑いを指摘された
- 歩き方が不自然 など
脊柱側弯症
背骨が特に胸椎、腰椎の部分で左右に弯曲した状態で、背骨自体のねじれを伴うことがあります。（S字に曲がっている状態）
それに伴い、傍脊柱筋（ぼうせきちゅうきん）の左右差が見られます。思春期にかけて進行する可能性があるため、定期的なフォローが必要です。高度に変形が認められた場合には手術が必要になる場合があります。
このような症状はありませんか？
- 健診で側弯症を指摘された
- 左右での肩の高さに差異がある
- 肩甲骨の突出
- 腰の高さの非対称
- 前屈位で左右の筋肉突出に差がある など
FAQよくあるご質問
Q.子どもは何歳から診察できますか？
A.
年齢制限はありません。
0歳のお子さんも来院いただけますのでご安心ください。
Q.子どもが頭をぶつけてしました。整形外科への受診でしょうか？
A.
頭や顔をぶつけられた場合は、整形外科ではなく”脳神経外科または脳神経内科”を標榜する病院や救急指定病院を受診するようお願いいたします。
Q.子ども（未成年者）だけで受診できますか？
A.
15歳未満の患者さんについては、原則保護者または法律上の代理人として認められた方等のご同伴をお願いしております。
Q.子どもの姿勢が気になります
A.
姿勢異常の原因にも様々な原因が考えられます。
特発性側弯症など病的な骨のゆがみは、多くは小学生（高学年）から中学生に発生します。病的なものを放置した場合、外見上の変形のみならず、内臓の機能が低下する可能性が生じます。進行性の高度な側弯症の場合は装具療法や手術療法が必要な場合があります。
まずは、一度ご相談下さい。
Q.成長痛は放っておいても治りますか？
A.
成長痛とは、成長期の子供に発症する痛みを伴う病気の総称です。
成長期特有の疾患による痛みはありますが、実は骨折していたり、心意や疲労などが影響していたり、原因が異なるため治療方法も異なります。
いつまでも改善しない場合には治療の対象となります。