茨木市総持寺の整形外科・リウマチ・骨粗しょう症・リハビリ・ペインクリニック・スポーツ整形外科

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手首・手指の痛み

手首・手指の痛み

こんな症状ありませんか?

  • 指がしびれる
  • 指のひかかりがある
  • 手がこわばる
  • 手首が痛い
  • 手首が腫れている
  • 両手指が完全に伸びない

このような症状やお悩みがある方は当院にご相談ください。

MEDICAL TREATMENT当院の診療について

当院では、症状に応じてレントゲンや超音波機器(エコー)、血液検査、必要な患者さんには他院でMRIやCT撮影を行い、痛みの原因を可能な限り正確に診断致します。

リハビリテーションでは温熱療法を提供、作業療法士による機能訓練、ペインクリニックでは鎮痛剤やブロック療法、エコーガイド下ハイドロリリースを提供します。

手首・手指の痛み

手首・手指の痛みには、部位によってさまざまな疾患が原因となっており、鑑別診断が重要です。
へバーデン、ブシャール結節、母指CM関節症と関節リウマチの鑑別は時に困難なことがありますので早めに相談してください。

DISEASE代表的な疾患

ばね指

ばね指とは
手指を曲げる屈筋腱と手指の基部でこれを包みながら腱の跳ねあがりを抑えている腱鞘の肥厚により屈筋腱の動きが抑えられてしまい、腱が腱鞘に引っかかっる病態をばね指といいます。
指を曲げようとすると引っかかって、外れるときにばねのようにはじけた状態を呈します。MP関節手掌側のA1プーリーという腱鞘部分に好発します。
40歳以上に好発しますがあらゆる年代で発症する可能性があります。一般的には手指の使い過ぎで生じると考えられていますが、女性に多く、女性ホルモンとの影響も指摘されています。
ばね指の原因
基本的には成人においては使い過ぎによる腱鞘の肥厚が指屈筋腱のスムーズな指屈曲の妨げになってしまうと考えられています。
まれに遭遇する先天性ばね指は、通常、3ヶ月から2年の乳幼児母指に多く見られ、自然軽快が期待できます。
検査所見
病歴の取得: 医師は患者の症状やそれが始まった時期、関連する活動や外傷、過去の手関連の病歴などを詳しく尋ねることから診断を始めます。

身体診察:
指の動きや関節の柔軟性のチェック。
痛みの位置や程度を確認。
腱鞘の炎症や腫れを評価。
硬い結節やしこりを感じるかどうかを確認。
画像診断: ばね指の初期診断には、通常、X線やMRIなどの画像診断は必要ありません。しかし、他の関連疾患や問題を除外するためにこれらの画像診断が推奨されることもあります。

特別なテスト: 一般的に、特別な検査は必要ありません。しかし、似たような症状を持つ他の疾患(例えば関節炎など)を除外するために、血液検査などが行われることもあります。

ばね指の診断は、大抵の場合、病歴の取得と身体診察だけで十分です。しかし、症状や患者の状態に応じて、追加の検査が推奨されることもあります。
ばね指の治療①
治療としてはまず安静にしていただき、腱鞘内にステロイドと麻酔薬を混ぜて注入する事で軽快する可能性が高いです。当院では超音波ガイド下に注射しますので、より確実に薬液を注入することができます。保存療法に対して十分な効果がなければ局所麻酔下に腱鞘を切開または切除します。
ばね指の治療➁
"休息::痛みの原因となっている活動を一時的に中止することで、筋肉や腱に癒しの時間を与えます。
クーリング:炎症や痛みを和らげるために、運動直後はアイシングを罹患部位に当てることが推奨されます。

抗炎症薬::非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のような薬を用いることで、痛みや炎症を緩和することができます。

理学療法:理学療法士/作業療法士による介入を受けることで、隣接関節の可動性や肘関節の柔軟性を向上させたり、筋力を回復させるためのエクササイズを学べます。特に関節拘縮が生じている場合は可動域訓練を行ないます。

装具: 肘を固定するためのサポーターや、痛みを軽減するための特別な装具を使用することが推奨される場合があります。
注射療法: 症状が重い場合や、他の治療法が効果を示さない場合は、エコーガイド下ステロイドの注射を考慮することがあります。

その他:高周波の音波、体外衝撃波、PRP注射を用いて炎症部位の治療を行う方法なども効果を得る可能性があります。

手術:保存的な治療法が効果を示さない場合、または損傷が重度の場合には、手術を検討することがあります。

生活習慣の変更: 仕事やスポーツの動作法を見直し、筋肉や腱に過度なストレスをかけない方法を取り入れることで再発を防ぐことができます。"
医師より
指が曲がりにくく引っかかる感じが出てきたら一度整形外科を受診しましょう。

ドケルバン病

ドケルバン病とは
母指(親指)の付け根や手首部分にある腱鞘が炎症を起こす状態を指します。腱鞘は、腱と呼ばれる筋肉と骨をつなぐ組織であり、関節の動きをスムーズにする役割を果たしています。母指腱鞘炎は、母指の動きや使用に関連した炎症や痛みを特徴とします。
ドケルバン病の原因
母指の反復的な7動作: キーボードの操作、スマートフォンの使用、手作業など反復的な動作: 腱鞘に負担をかけ、炎症を引き起こす原因となることがあります。
急激な過負荷::母指を急激に強い力で使ったり、重い物を持ち上げるなどの過度な負荷がかかることで、腱鞘に炎症が生じることがあります。
ばね指同様、女性の周産期や更年期に発症しやすいことから女性ホルモンとの関連が指摘されています。
検査所見
徒手検査:フィンケルシュタインテスト(手関節を固定して母指を屈曲(尺側内転)すると痛みを生じます)が陽性になります。
X線検査: X線を撮影して、母指腱鞘炎による変化や他の関節疾患の可能性を評価することがあります。ただし、母指腱鞘炎自体は軟部組織の炎症が中心であり、X線には特有の変化はないことが多いです。母指CM関節変形性関節症との鑑別が必要な場合は特に有用です。
エコー検査:エコーを使って、腱鞘の肥厚の程度や腱の走行を確認、周囲の組織の状態を観察することができます。炎症の程度や腫れ、液体のたまり具合などを評価するのに役立ちます。時にガングリオンなど腫瘤が原因になっている場合がありますので、鑑別に非常に有用です。
MRI(磁気共鳴画像撮影): 軟部組織や腱鞘の詳細な状態を評価するために使用されることがあります。MRIはより詳細な情報を提供し、他の病態との鑑別に役立つことがあります。
血液検査: 関節炎や他の関節疾患との鑑別を行うために、炎症マーカーや関連する血液検査を行うことがあります。
ドケルバン病の症状
痛み: 母指の付け根や手首部分に痛みを感じます。特に母指を動かす際に痛みが増すことがあります。
腫れ::炎症が生じることにより、腱鞘周辺が腫れることがあります。
こわばり: 母指を動かすことが難しくなったり、こわばったりすることがあります。
しびれやピリピリ感::母指やその周辺にしびれたり、ピリピリした感覚が生じることがあります。
動かしにくさ::外向きに母指を動かす(外転)際に制限を感じることがあります。
ドケルバン病の治療
治療としてはまず可能な限り安静にしていただき、腱鞘内にステロイドと麻酔薬を混ぜて注入する事で軽快する可能性が高いです。しかし頻回のステロイド注射は腱断裂につながるとの報告もありますので、注意が必要です。保存療法に対して十分な効果がなければ局所麻酔下に腱鞘を切開または切除しますが、手術療法を要する方はまれです。
鑑別診断
症状と痛みの部位が近いことから母指CM関節症との鑑別が困難な場合があります。
当院での治療方針
痛みが強い場合は適切な装具療法をお勧めすることが多いです。それでも十分な効果が得られない場合は当院では超音波ガイド下に注射しますので、より確実に薬液を注入することができ、高い効果を得ています。
医師より
CM関節の変形性関節症と場所が近く、区別が難しい場合があります。

指の変形性関節症 (ヘバーデン、ブシャール)

指の変形性関節症 (ヘバーデン、ブシャール)とは
年齢とともに関節にかかる負担や炎症が増加するため、高齢者に多く見られます。手指関節をよく使う仕事を職業にしている人に多い傾向があります。また、家族性発症が多いので何らかな遺伝的要素が影響していると考えられますが明確な原因遺伝子は明らかになっておりません。
指の変形性関節症 (ヘバーデン、ブシャール)の原因
年齢とともに関節にかかる負担や炎症が増加するため、高齢者に多く見られます。手指関節をよく使う仕事を職業にしている人に多い傾向があります。また、家族性発症が多いので何らかな遺伝的要素が影響していると考えられますが明確な原因遺伝子は明らかになっておりません。
検査所見
レントゲン所見上関節裂隙の狭小化及び骨棘形成を認めます。関節リウマチのような骨びらんは認めませんが、時に初期のブシャール結節と炎症性疾患は鑑別が困難な場合があります。
指の変形性関節症 (ヘバーデン、ブシャール)の症状
腫れ: 指の末節関節に軽度の腫れが生じます。
変形::関節の変形やこぶ状の腫れが見られることがあります。
痛み::特に関節を使用したり、圧迫したりすると痛みを感じることがあります。
こわばり: 関節がこわばることがあります。
可動域制限:病状の進行とともに可動域制限が生じます。
指の変形性関節症 (ヘバーデン、ブシャール)の治療
基本的には固定や鎮痛剤使用など保存療法になります。しかし何れの治療も失った関節軟骨を元に戻し、関節機能を修復するものではありません。

温熱療法::ぬるま湯の浸湯や温湿布を使うことで、血流を改善し関節の痛みやこわばりを緩和することができます。

物理療法::物理療法、理学療法、ストレッチング、運動療法などを通じて関節の可動域を改善し、関節の強度や安定性を向上させることができます。
装具療法:関節を動かないようにするため関節を固定するための装具を作製し装着します。

薬物療法:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やトラマドールなどの鎮痛薬が有効な場合があります。

エクオール:特に50歳代前後の女性ホルモンの変動が影響していると考えられる女性患者さんでは、女性ホルモン様の作用があるエクオールが有効な場合があります。

関節内注射: ステロイドやヒアルロン酸を関節内に注射することで、症状の軽減を図ることができます。

動注療法:慢性炎症に伴う病的新生血管(モヤモヤ血管)がある事が知られています。動注治療はこの異常血管だけをフタ(塞栓)し、炎症を改善し痛みを緩和する方法です。保険外診療になりますが、効果が得られるとの報告があります。

手術治療:痛みや機能障害が重度で非薬物療法や薬物療法が効果的でない場合、手術が選択されることがあります。手術の方法は、個々の状態に応じて異なりますが、へバーデン結節ではDIP関節はもともと可動性が少ない関節なので固定術、一方でブシャール結節ではPIP関節が固まってしまうと指が使えなくなってしまうので人工関節を選択されるケースが多いです。へバーデン・ブシャール結節は罹患後は痛みますが、変形が進行するとともに痛みが軽々してゆくとともに可動域が低下していく症例が多いため、最終的には固定術と同じような状態になります。よほど痛みが強くない方以外は手術を希望される方は少ないです。
鑑別診断
特にPIP関節(第二関節)に起こる関節炎は関節リウマチや末梢型脊椎関節炎との鑑別が必要な場合があります。DIP関節の関節炎もmallet fingerのような骨折や末梢型脊椎関節炎との鑑別が必要な場合があります。
医師より
根治療法は困難ですが、痛みを緩和する方法はいくつかありますので諦めないで一度受診してください。

突き指(マレット指)

準備中です

伸筋腱腱鞘炎

準備中です

母指CM関節症

母指CM関節症とは
母指CM関節症(母指基節手根関節症)とは、手の親指の根元、すなわち手首の近くにある関節(基節手根関節)における変形性関節症のことを指します。例えば缶の蓋を回すことが困難になるなど、この関節は母指の動き(特につまみ動作や握り動作)に関与しているため、この疾患は日常説活で手指を使って力を入れる動作をする時、母指が最も重要なため、日常生活の動作に影響を及ぼすことがあります。中年以降の女性に好発し、年齢とともに罹患率は上昇します。他の変形性関節症同様一度失われた軟骨は自然に修復することはなく、不可逆的に変形が進行してきます。
母指CM関節症の原因
母指CM関節症の原因には、遺伝的な要因、手の過度な使用、関節の外傷や炎症、加齢などが考えられます。特に、手を頻繁に使用する職業や趣味を持っている人に多く見られることがあります。
検査所見
X線所見上CM関節において関節裂隙の狭小化、骨棘形成を認めます。
母指CM関節症の症状
疼痛::これは最も一般的な症状で、特に骨棘のある橈側や掌側に圧痛を認めます。特に親指を使った活動(例:物をつかむ、ひねる、開けるなど)で痛みが現れます。
関節の腫脹: 時間とともに、関節が腫れることがあります。
硬さ、こわばり: 特に朝や休息後に関節が硬く感じることがあります。
関節の変形: 高度な症状の場合、関節が変形することがあります。進行するとCM関節が亜脱臼し、母指外転が制限され、MP関節は過伸展になります。
強度の低下:物をしっかりとつかむ能力が低下することがあります。
母指CM関節症の治療
保存的治療
薬物治療: 疼痛や炎症の緩和のために、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛薬が処方されることがよくあります。閉経以降の女性に多く、女性ホルモンの低下との関連が示唆されていることから女性ホルモン補充療法や女性ホルモン様の働きのあるエクオールなどが有用な可能性があります。
スプリントや装具::親指を安定させて動きを制限することで、関節へのストレスを減少させ、痛みを緩和します。
理学療法::温熱療法や関節の可動域を維持・向上させるエクササイズや、関節を保護するための手技療法が行われます。
注射療法: 関節内へのステロイド注射やヒアルロン酸注射が行われることがあり、これにより一時的なまたは長期にわたる痛みの緩和や関節の機能改善が期待されます。
最近では収束型体外衝撃波やPRP(Platelet-Rich Plasma)などが有効との報告があります。

外科的治療: 保存的治療での症状の改善が不十分な場合、または関節の変形が進行している場合に検討されます。
関節の清掃(デブリードメント):関節内の壊死組織や骨棘を取り除く手術です。
関節固定術::疼痛の原因となる動きを止めるため、関節を固定します。しかし、これにより関節の動きが制限されるため、機能に影響が出たり他の関節に負担がかかることもあります。
関節形成術::関節の一部または全体を取り除き、隣接する骨との間に筋肉や腱を移植して、新しい関節面を形成する手術です。
人工関節置換::破壊された関節を人工関節で置き換える手術です。日本では行われている施設はまだ少ないです。
生活習慣の変更
重たいものを持ち上げるときや繰り返し行う作業など、親指に過度な負荷をかける動作を避ける。
鑑別診断
ドッケルバン病との鑑別が困難な場合があります。圧痛の部位やエコー、X線所見との整合性を保ちながら診断します。
医師より
エコーガイド下ステロイド関節内注射と装具療法はエビデンスが豊富でありよく効きます。我慢できない痛みが出てきた場合は受診してください。

関節リウマチ

詳細
リウマチ性疾患ページをご確認ください

TFCC損傷

準備中です

橈骨遠位端骨折

準備中です

舟状骨骨折

準備中です

ガングリオン

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グロムス腫瘍

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キーンベック病

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プライサー病

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デュピュイトラン拘縮

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