茨木市総持寺の整形外科・リウマチ・骨粗しょう症・リハビリ・ペインクリニック・スポーツ整形外科

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COLUMNコラム

2025.08.26

切らない関節治療|整形外科分野の再生医療

切らない関節治療|整形外科分野の再生医療

整形外科分野における再生医療は、患者さん自身の細胞を用いて関節内の炎症を抑えたり、損傷した組織を修復したりする治療法です。

変形性膝関節症ではレントゲン所見での関節症の進行の程度と痛みは必ずしも一致しておらず、比較的早期の関節症変化の場合でも強い痛みによりADL(日常生活動作)を障害することがあります。
痛みは強いが人工関節置換術を受けるにはまだまだもったいない状態、つまり関節の変形が進行しておらず、軟骨がまだ一定程度残っている場合、
または末期関節症でも手術を受けることに抵抗のある患者さん、長期的に考えると人工関節置換術を受けるにはまだ若年であったり、手術はできるだけ避けたいと考えている方、
合併症のため安全に手術が受けられない患者さんに対して『切らない治療』新たな治療選択肢として再生医療が注目されています。

整形外科分野における再生医療は、従来の治療法が効果を示さなかった患者さんや、手術や薬物療法のリスクを避けたい患者さんにとって、新たな治療の選択肢となり得ます。
また、再生医療は関節の痛みや炎症を抑えるだけでなく、テニス肘や足底腱膜炎など腱付着部症、骨折や靭帯損傷などの治療にも応用されています。

再生医療 PFC-FD™(PRP-FD)療法とは

近年よく聞くようになりました再生医療は、大きく二つに分かれます。

細胞移植・幹細胞・組織工学などを用いて壊れた組織や臓器を再生・修復する医療を狭義での再生医療(細胞治療)と呼んでいます。ASC療法(培養幹細胞治療法)培養軟骨細胞移植培養滑膜細胞移植iPS細胞治療などがあります。ASC療法は外来治療が可能ですが、細胞移植は細胞の採取と移植に手術療法が必要です。

細胞が放出する成分のみで直接細胞を投与しない再生医療であるバイオセラピーはPRP療法(多血小板血漿療法)、PRP-FD療法(多血小板血漿凍結乾燥療法)が該当します。
近年特にスポーツ分野で多血小板血漿(platelet rich plasma:PRP)療法が注目を浴びており、靱帯断裂など従来であれば手術をしないとスポーツ復帰できなかった患者さんが手術をせずスポーツ復帰した症例が多く報告されています。このように一流スポーツ選手や専門のメディカルスタッフも再生医療を信頼し、治療が行われているのです。

バイオセラピーでは治療の主役は「生理活性物質」や「抗体」などであり、組織再生を直接行うのではなく、治癒促進・炎症抑制・疼痛緩和などをサポートして組織再生を促すのが目的です。その中で、お勧めしたいのは「PFC-FD™(PRP-FD)療法」です。

当院では膝の再生医療(PFC-FD™(PRP-FD)療法)を行なっています。

ちなみに最近美容の分野で死亡例が出たとされるのはASC療法(培養幹細胞治療法)であり、PFC-FD™(PRP-FD)療法とは全く異なるものです。

PFC-FD™療法

PFC-FD™療法」は、このPRP療法をさらに進化させたものであり、長年続く変形に伴う痛みを緩和できる可能性があります。当ページではPFC-FD™(PRP-FD)療法と表記します。PFC-FD™(PRP-FD)療法とは、血小板に含まれる成長因子を凝縮し、活性化させたものを痛みのある部位に注入するものです。この成長因子を注入することで、自己修復能力を高め、痛みや機能の改善を図ることができます。

PFC-FD™は、血小板の力を活用する治療法であり、血小板由来成長因子濃縮液を凍結乾燥保存したものの商品名・サービス名となります。「PFC-FD」は、セルソース株式会社がPlatelet-Derived Factor Concentrate Freeze Dryという造語の頭文字から名付けました。

※PFC-FD™は、セルソース株式会社の提供する商標です。

PFC-FD™(PRP-FD)療法の理論

  1. 血小板は傷の修復を担当する血液成分の1つです。
  2. 血小板成分を濃縮し、活性化した状態で患部に注入すると、注入された場所の自己修復力が活性化されます。
  3. 自己修復力が活性化されると、血管が新しく作られたり、細胞が集まってきたり、足場と呼ばれる立体構造の基礎となるものが作られるなど、新しく組織を作るうえで必要なものが損傷部に集まります。
  4. 集まった細胞や足場に対して、物理的な負荷(圧力をかける、伸縮させる、こするなど)を加えることで、その場所に必要な強度や物性を持った組織を作ります。

PFC-FD™(PRP-FD)療法はこんな方にお勧めです

PFC-FD™(PRP-FD)療法の適応疾患

PFC-FD™(PRP-FD)療法のメリット

PFC-FD™(PRP-FD)療法のデメリット

PFC-FD™(PRP-FD)療法 治療の流れ

1.診察

まずは医師の診察を行い、膝の状態を確認します。レントゲン、時にMRIや血液検査などの検査を行ない、診断・病状把握を行ないます。基本的にはまず保険での治療をお勧めします。従来の保険診療で効果が十分でない患者さんに再生医療の効果が期待できるのか、適用されるかどうか相談させていただきます。

2.採血

再生医療が適用と考えられ、患者さんが希望された場合、静脈より血液約50ml採取します。

3.作成

特定細胞加工物製造許可という厚労省の認定を取得している施設に採取した血液を搬送し、3週間細胞培養を行なった後PFC-FD™を作成します。

4.注射

3週間後以降ご来院いただき、PFCーFD™を注射します。凍結乾燥された状態で治療薬が搬送されて来るので、注射を受ける日程をある程度自由に設定でき、分割して投与することも可能です。入院や手術は不要で、関節内注射のみで完結します。

注意事項

PFC-FD™(PRP-FD)療法 注射後の流れ

翌日から1週間

注射後、細胞が活性化・促進されるため、発赤や痛みを伴うことがありますが、その後自然消失していきます。

1週間から3週間

診察で経過を確認しながら、各疾患に応じたリハビリテーションを進めて行きます。

スポーツ復帰

注射後、体の自然治癒過程を活性化させ、治癒・自己再生を促すため、部位にもよりますがスポーツ復帰には最低1か月程度空けることが望ましいと考えます。

PFC-FD™(PRP-FD)療法の効果

即効性はありませんが、1週間から6か月程度で組織の修復が起こり、炎症がおさまったり痛みが軽減したり効果が認められてきます。効果や持続時間については個人差がありますが、長く続く効果が期待できます。

PFC-FD™(PRP-FD)療法の副作用

作成したPFC-FD™(PRP-FD)療法を注射したあと、約2~3割の方に2~3日ほど注射した場所の痛みと腫れが出ることがあります。この症状は数日で治まります。

PFC-FD™(PRP-FD)療法にかかる費用

安全性が確立され効果が出ているものの、最新治療であり保険診療として認められるほどの臨床データが少ないため、自費診療での提供になっております。

165,000円[税込](採血・検査費・輸送費用含)

お悩みの方へ

当院では、従来の方法で十分な効果が得られない患者さんのためのあきらめない治療として再生医療を提供したいと考えており、その選択肢の一つとしてPFC-FD™(PRP-FD)療法を開始しました。慢性的な痛みで悩まれている方や、ヒアルロン酸注射を続けても痛みの改善がない方など、お気軽にご相談ください。

よくあるご質問

医療費控除を受けることができますか?

医療費控除制度とは、1年間に支払った医療費が基準額を超える世帯が、確定申告することにより、その超過支払い分の医療費が課税対象の所得から控除され、税金の一部が還付される制度です。医療費控除制度のご利用を予定されている方は、医療費の支出を証明する書類(領収書など)が必要です。治療費の領収書を発行致しますが、基本的には再発行は行ないませんので大切に保管してください。

先進医療給付対象ですか?

PFC-FD™(PRP-FD)療法は保険外診療ですが、先進医療の給付対象ではありません。

治療開始前の行動制限や避けておくべきことはありますか?

実施2週間前から関節内の炎症を起こさせないために、激しい運動は避けておくことが望ましいと考えます。

治療中に、してはいけないことはありますか?

再生医療実施日は『入浴』『過度な飲酒』はお控えください。
実施直後から日常生活は普段通り行えます。ただし『運動』は実施後1週間経過後から徐々に開始するようにしてください。

PFC-FD™(PRP-FD)療法は膝を切開したり、麻酔を使用したりしますか?

膝を切ることはございません。また麻酔薬を使用することもありません。

PFC-FD™(PRP-FD)療法と他の治療との組み合わせは可能ですか?

当院では必要に応じて、患者さまに合わせたリハビリを併用します。
痛み止めの内服や湿布薬は、PFC-FD™(PRP-FD)療法の効果を確認する妨げにならない範囲で使用することもあります。

PFC-FD™(PRP-FD)療法を受けることができない場合はありますか?

関節内の炎症が強い場合(例えば膝に水がたまっている)もしくは強い痛みの場合は、一旦炎症を落ち着かせてから実施します。一般的には軟骨のすり減り程度が進行するほど治療効果が劣るとの結果が得られています。また軟骨のすり減りの程度によって、効果が期待できないと判断した場合は、手術をお勧めさせていただく場合もあります。

B型肝炎などの感染症に罹患しておられる方、悪性腫瘍に対する治療中の方、その他全身性の疾患に対する治療中で、医師が適応外あるいは十分な効果が得られないと判断した場合はお断りすることがあります。

PFC-FD™(PRP-FD)療法をご希望の方は

膝の再生医療(PFC-FD™(PRP-FD)療法)をご希望の方、相談してみたい方は、当院へ受診してください。

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